アイスキャンディー・フェスティバル(2月25.26日) |
昨年に続き、2回目の開催だ。
ジャンキーからは、私がお手伝いとして参加する予定だった。
が、流れからヨシゾーもお手伝いすることになり
どうしても、25日、日帰りでしか参加できないタモゾーを加え
3人で、キャン・フェスを楽しんできた。
25日
前夜からの雨が降り続く中を、タモゾー、ヨシゾーとの
待ち合わせである、駒ケ岳SAへと一人で車を走らせた。
SAで顔を合わせた三人、無言で (この雨は、どうなるんだ?) と
顔を、しかめた!!
それでも (山へ行けば、雪になるさ・・・) と
無理やり、互いに納得して八ヶ岳へと出発した。
しかし、諏訪南ICを降りても、まだ雨だ!
雪になる自信はあるのだが、少々弱気で美濃戸へ向かう。
美濃戸口手前で、やっと白いものが混じってきた。
内心、ホッとした。
雪なら、たいがい耐えられるが、冬の雨は嫌だ!!
雪になったらなったで、アッというまに冬景色になってしまった。
美濃戸口で、車を一台に絞り先に進んだ。
美濃戸までの登りは、すでに深い轍ができていて
オン・ザ・レールの状態でしか、走ることができなかった!!
朝8時、各地から集まったボランティア・スタッフは
ピックアップに積み込まれ、前線基地へと運ばれた!
本当は、久々に 『こいつ』 で行きたかった・・・
(超強いのだが、足の遅いのが唯一の弱点)
堰堤広場からは、小一時間で鉱泉だ。
戦場の設営は、すでにできている様子だ。
しかし、この天気!!
客は、来てくれるのだろうか?
下手をしたら、スタッフの方が多かったという
笑い話になりかねない!
私には今回、鉱泉で楽しみにしていることがあった。
それは、ミハエルと会えることだった。
昨年の春、立山宴会で知り合った娘さん。
春夏秋冬、山のテッペンから海の底まで、動くことが大好きな
アクティブな女子だ。
夏山を一緒に行こうと計画しても、なかなかタイミングが合わず
遊ぶことができなかった。
互いに、キャン・フェスの手伝いをするということを知り
再会できることを、心待ちにしていた。
ホールに上がり、姿を探すと (いた、いた!)
厨房で、一心に動いていた。
大きな声で 「ミハエル~」 と、叫ぶと
(ん?) と顔を持ち上げ、辺りを見回している。
私を見つけると、大きな笑顔で駆け寄ってきた。
「ひさしぶり~」と、声を掛けるも話すことがありすぎて
何から話せば良いのか、分からない。
矢継ぎ早に、とりとめも無く言葉を浴びせるが、話が忙しすぎる!!
仕事を止めてもいけないので、続きは夜ゆっくりと
酒を飲みながらということになった。
10時、スタッフミーティングが始まり、今日明日と客に楽しんでもらうべく
プログラムの流れ、ルールの伝達がはかられた。
開場は12時。
今日のプログラムは、体験クライミングと
参加料を払い、時間内に完登して賞品をゲットする、スピードチャレンジだ。
チャレンジのコースは4コース。
難易度に応じて、賞品も良いものになっていく。
開場までの間に、コース設定をする。
私は、石原さんと組んでルートを探った。
石原さんは、アイスクライミング・ワールドカップ・プレーヤーとして
日本の女子選手としての、草分け的な存在だ。
私も、少しだけ遊ばせて貰った。
12時になった。
太貴の開場挨拶で、いよいよ始まった。
人の集まりを心配していたが、いざ蓋を開けてみると
今日のキャンディー初回登録した人だけで、60人を越えるという
大盛況になった!!
キャンディーの周りに、こんなに人がいるのを見たのは初めてだ!
スピードクライミングにチャレンジした人が、次々と高額賞品を手に入れてゆく。
太貴も皆にはやされ、調子に乗ってチャレンジをした。
(さすが、さすが、上手くなったじゃん!!)と、思った次の瞬間、落ちた!!
会場内には本気なのか、冗談なのか、よく分からないが
こんな余興まで飛び出した!!
(寒くないのか?見てるこっちのほうが、寒いわ!)
小屋内の仕事が落ち着いた、ミハエルも飛び出してきた。
皆から、ヤンヤの喝采を浴びる。
(ところであんた、あんな所にバイルを置いてきて、どうすんの?)
こんな催しもあったが、これは不発だったようだ・・・
私の仕事は、ただひたすら 『これ』
下から、ビレイをしながら初心者に 「あ~だ、こ~だ」 と指図をする。
(これって、私の天職かな!) とも、思った???
あっと言う間に、終了時刻の16時になった。
なかなか、去ろうとしない客を急かし、追い散らし
スタッフは、明日のビギナーアイスクライミングコンペの、準備に取り掛かった。
早速、落書きが始まった。
日が暮れても、小雪の中、作業は続いた。
鉱泉スタッフが差し入れを持ってきた。
まるで、カップヌードルのCMのようだ!
小腹を満たした。
作業も終わり、ライトアップされたキャンディーは
綺麗と言うよりは、まるでモンスターだ!!
部屋に戻り、装備を解き、やっと喉を潤すことができた。
飯を待つ間に、プチ宴会が始まった。
共通の趣味を持つもの同士、話がはずむ。
19時過ぎ、やっと飯にありついた。
我々が飯を食べてる間に、すでにホールではスライド上映会が始まっている。
お構いなしに騒いでいたら、一生懸命ご覧になってる客に 「うるさい!」 と
叱られた!!
懲りない私は、厨房で食事をしている鉱泉スタッフの所へ、乱入し
今日の反省点を、説教し始めた! (あ~やだやだ!酔っ払い親父は) と
皆は思っただろうが、一度暴走し始めたら止まらない!
そして、またホールから 「うるさい!」 と、叱られた!!
(すんません)
今宵の鉱泉は、異様な雰囲気だ!
スライドショーが終わり、22時を過ぎても
まだホールは、人の熱気が溢れていた!
しかし、明日朝早く上を目指す人達もいる。
クレームがついたのか、ついに退去命令がでた。
皆、シブシブ引き上げて行った。
「さて、これからが大人の時間だぜ」 と、きんに君とミハエル
三人で宴会が始まった!
と言っても、きんに君は全く飲めない!
それでも、付き合ってくれた。
私のテンションは、高かっただろうと思う。
が、何を話していたのか、あまり憶えてない。
(きっと 「ミハエル~、大好き~」 などと、言ってたのかも知れない)
気が付けば、1時になっていた!!
鉱泉スタッフの朝は早い。付き合わせて、悪いことをした。
それでも、まだ話し足りなかったような気がする。
(覚えてないのだから、当たり前か?)
部屋に戻り寝ようとしたら、確保しておいたスペースが無い!!
ヨシゾーは、ぬかりなく悠々と寝ていた。
他にも、同じ思いをしているスタッフが、毛布を抱えてウロウロしている。
隙間を見つけて、足をねじこみ、なんとか眠りに付いた。
26日
朝6時に目覚めたが眠い!頭を振ってみた。
意外と大丈夫だ!
やはり、楽しい酒は残らないものだ。
今日のプログラムは、ビギナー対象のアイスクライミングコンペ
そして、BBQパーティーの後、表彰式、最後にジャンケン大会だ。
8時からスタッフミーティング、9時から開会式。
ミーティングを済ませ、外に出てみると
テントには、すでにBBQ用の食材の一部が、運び込まれていた。
予定通りに9時、開会式の後、競技説明が始まった。
コンペも大盛況で、50名が参加!
競技方式は、設定7コース好きなところを、制限時間内(4~5分)に登り
完登者は点数クジを、引けるというものだ。
点数は10、20、30点で、もし全コース完登者がオール10点だと、計70点。
3コースしか登れなかった人が、3回とも30点を引けば、計90点。
集計するまで結果が分からない、クジ運頼みのルールだ。
これなら、本当の初心者も偽初心者も対当だ。
11時半までの2時間、皆が挑戦を始めた。
私の仕事は、今日も 『これ』
私には、今回の山行でまた二人の娘が増えた!!
左手にいるのが、ヤッキー。
彼女もまた、アイス・ワールドカップ・プレーヤーで
世界を飛び回っている若手女子だ。
右手にいるのが、ヒノキオ。
普段は、クライミングジムでインストラクターをしていて
ヤッキーのマネージャーを、している。
かしましい二人組みだ。
キンクしたロープを与えておけば、二人で 「ギャア~、ギャア~」 言いながら
1時間は、遊んでいるだろう!
私達が担当した、コース№4はグレードが高く、人がなかなか集まらない!
ヤッキーいわく、4のポーズをしながら、声を張り上げ人を呼び込んだ。
(何でこれが、数字の4なのか?私には、良く分からん!!)
「あんたら、何やってんの?」と、小学生が興味深々!
無事、競技も終了し集計を待つ間、BBQパーティーが始まった。
皆、焼きあがるのが待てず、レアーの状態でも、どんどん口に運ばれていった!
あっと言う間に、肉は無くなった!!
難易度の高かったルートを、スタッフで攻めてみた。
ヤッキーが、さすがの技を見せ核心を越えていく。
表彰式が始まった。
こちら側の目論見通り、クジ運の強さが明暗を分けた。
全コース制覇者は、一人しかいなかったが入賞できなかった。
可哀相なので、特別賞!
小学生二人にも、特別賞!
あとは、ジャンケン大会だが
いつものことで、これについては何も報告することがない!
(私は、ジャンケンが嫌いだ!!)
参加者も関係者も、全員が楽しみ満足した二日間だった。
最後に、皆で記念撮影。
14時
「さあ、帰ろうか」
鉱泉スタッフ、ミハエル、ヤッキー、皆に挨拶をし3月の再会を約束した。
また次回も、お祭り騒ぎになりそうだ!!
石原さんと三人で、美濃戸まで駆け下りた。
ここで、彼女とも3月の再会を約束して、お別れ。
また、オン・ザ・レールをビビリながら下った。
本当に楽しい二日間だった。
いろんな人と仲間になれ、ミハエルとも再会でき、娘も二人でき
また私の輪が広がった。
この機会を与えてくれた赤岳鉱泉に、感謝!
by 隊長
行きたかったのに...(涙)
そして、体調不良の原因がようやく判明しました。(気が付くまで、1ヶ月もかかってしまいましたが...)
毒には毒で対抗しないと...
ではなくて、黒烏龍茶を水分補給に使ってたのが、駄目だったみたいです。
胃腸を壊しました(涙)
まさか、そんな事でおかしくなるとは思ってもみませんでした。
皆さんも、お気をつけ下さい。
黒烏龍茶は、食事の時にコップ一杯だけらしいです。
末永くお幸せに☆