アイスシーズン突入(11月23~24日八ヶ岳)前編 |
(雪に埋もれる前の、乾いた八ヶ岳裏同心で遊びたい!)
本格的な冬入り前の11月23~24日に、
シーズン初アイスを計画した。
しかしながら、またしても大気の動きがおかしい!??
23日まで雨模様!
更に二つ玉低気圧の発生で荒れる予報!!
だが、予報ぐらいでめげるジャンキー達ではない。
私、係長、コンゾー、ミッチーの4人で八ヶ岳へと
向かった。
23日
今朝方まで麓は雨の予報だ。
山上は、雪が相当降っただろう!?
(これでは乾いた裏同心沢を楽しむことは出来ないな・・・)
願掛けが利いたのか、9時で雨は上がった。
今日は赤岳鉱泉への移動のみだ。
係長、コンゾーとは鉱泉集合とし
私はミッチーと南沢偵察をしながら、
鉱泉を目指すことにした。
(荷物を担ぐのは、何時以来だろう??)
背中が重い!!
辺りは完全な冬景色へと変わっていた!!
分け入った。
見えてきた[南沢小滝]。
遊び場は出来つつあるが、まだ細いツララが
やっと互いに繋がり始めたシャンデリアだった。
まだ暫くは触れない!
シーズンを通して楽しむために
今は大事にしなければいけない時期だ。
足で探りながら「あっちか?こっちか??」と
騒ぎながら[南沢大滝]へ。
早く両側の翼が下まで届くと良いのだが!!
(大滝も、もう暫くお待ち! だな・・・)
足が動かない! 息が切れる!!
遅々として進まない。
見かねたミッチーが「荷を預かる」と言ってくれる。
暫くは我を張っていたが(ダメだ! このままでは、
ヘッデン行動になりかねない!)
甘えることにした。
キラキラと輝いた綺麗な景色が広がるが、
今はそんなことどうでもいい!!
それどころか、時折ひざ下のラッセルだ!!?
足が上がらない!
期待を込めてミッチーに声を掛けた。
「もうすぐ行者小屋だよね! もうすぐ・・・」
だがミッチーの口から「そうだね」の返事が、ない!?
黙ったまま、首を振るだけだ。
(そう!ここからがくどいのである。
ネチッこい道が、まだまだ続く)
100歩、足を進めては息継ぎだ。
なんと4時間半も掛かってしまった!!
まとっている!!
だが今はそんなこと、どうでもいい・・・。
(疲れた・・・)
(あと少しだ・・・)
今日は、これ以上登ることはない!!
やっと心が楽になった。
いつも変わらぬミッチーの元気良さと、
頑張りに助けられた!(感謝、感謝!!)
「ハロ~ッ!!!」
与えられた部屋[赤岳]のドアを叩いた。
だとは思ったが、既に宴会モードに入っている。
「おつかれ~!!」
互いに声を掛けあい、道中を労った。
「隊長。僕がウェルカム・ドリンクおごりますよ!!」
なぜか係長がビールを施してくれた。
疑うことは止め、素直に頂くことにした。
4人揃えば、もうタガは外しても良いだろう!?
荷物を解く間も与えられぬほど、口が回る。
夕食の呼び出しまで、相変わらずのバカ話に花を咲かせた。
スタッフが呼びに来た「ご飯ですよ~」
「さあ、飲みまっし! 飲みまっし!!」
美味しかった!
「隊長~!明日はどこへ行くんですか?」
「ハァ~!!?お前さ、計画に書いてあったろ(怒)」
コンゾーすかさず隣から小声で
「裏同心すよ。うらどうしん・・・」
すると係長「いや僕は何処だって良いんです!!
皆と遊べれば~」とトーンをあげる。
久々に聞く係長節。(何故か知らんが、落ち着くわ~!?)
昨日午後からの荒天後、裏同心沢に入ったのは知人一人だけ!
今日、ソロで裏同心を抜け大同心稜で
戻ったという情報は入っている。
明日の朝、彼の付けてくれたトレースが残っていると
ありがたいのだが・・・。
・・・(寝よっと!)
後編に続く
by 隊長