2013年 02月 27日
2013アイスキャンディカップ(2月23・24日) |
アイスクライミングコンペのアイスキャンディカップが
3年ぶりに、赤岳鉱泉で開催された。
諸般の事情により休んでいたが、今年満を持して開催することになった。
我々ジャンキー達にも、協力要請があり
微力ながら8人がスタッフとして、手伝った。
23日
朝6時と7時に、美濃戸と堰堤間で雪上車を走らせるということで
それに間に合うべく、夜中3時に集合を掛けた。
そろそろ自宅を出ようかと思っている2時45分、電話が鳴っている!!
(こんな時間の電話は、どうせロクでもないことに決まっている!)
誰か?とディスプレーを見ると、コンゾーだった。
「どうした?」
「今、係長を迎えに来ているんですけど出てきません!電話をしても出ません!!」
(チッ!またしても、やってくれたか・・・)
私も電話をしてみたが、留守電になる。
3時まで待って、コンゾーに連絡を入れた。
「もういい!諦めてお前だけ、こっちへ来い」
ほんに2~3分後、係長から電話が入った。
「すんません!!今すぐ出ます・・・ コンゾーには戻ってもらいました」
「待っててやるから、すぐに来い!!今電話で、グダグダ言っても始まらない。
お仕置きは、落ち着いてからだ!!」
「え~・・・!」 という会話が交わされた。
なんとか30分遅れで出発することが出来た。
遅れを取り戻すべく、高速道を○○○km/hで突き進んだ!
なんとか7時の便に間に合った。
車を降りるなり、係長のザンゲが始まった!!

皆、口々に 「今日のは、高くつきますよ~!」 と罵る。
雪上車が迎えにきた。
待っていたコンペ参加者、スタッフの荷物を積み込む。

若旦那のタイキが 「女性だけ、乗ってもいいですよ!」 と優しさをだした?
初めて鉱泉雪上車に乗せてもらい、ご機嫌の二人!!

まだ隙間が有るのを見計らい、ヨシゾーと二人で足をねじ込んだ。
一番後ろに、オヤジ二人が乗ったものだから
重量バランスが悪く、とても走りにくそうだ。
スピードが出ない!!
結局、空身で追いかけた皆の方が、先に堰堤に着いていた!!?
今日の天気は、当たりだ!
こんなに綺麗な大同心を見たのは、久しぶりかもしれない。

9時半からは、スタッフミーティングが始まり
大会の流れ、ルール、役割の周知徹底がなされた。
今日は予選だ。
6ルートが設定された。
1~3ルートはオープンクラス、4ルートは共用
5~6ルートはビギナークラスとなっている。
ジャンキー担当は、1ルートと6ルート。

時間になり開会式の後、いよいよ全参加者43人の戦い
2013アイスキャンディカップが始まった。

真面目なコンペとあって、オープンクラスのルートは
かなり高グレードだ!!
ルートセッターのオダマスターのいやらしさが
よく発揮されている!!?

私と、係長、タモゾー、ミッチーの担当した
1ルートは、本日最難関!!
ドライパートを含むもので、誰も挑戦してこない?
皆、午後の一発勝負に賭けているようだ!
他所のコースは賑わっているのに暇だ!
暇つぶしに各協賛メーカーのブースを回り
新製品の品定めをした。
写真のヘルメットは、初登場のもので
クライミングテクノロジーのものだ。
バイザーがよくできていて、アイスクライミングに使えそう!
ぜひ、国内販売してほしいものだ。

昼も近くなり、テントハウスではバーベキューの準備が始まっていた。

ジャンキー、あとの4人(ヨシゾー、コンゾー、ハッシー、アユ)担当の
6コースはビギナークラスの中でも、簡単な方だったらしく
ビギナークラス参加者全員が、あっさりとクリアーしてしまい
彼らもまた手持ちぶさたになって、自分達で登って遊んでいる!

「午前の部、終了!!」のコールとともに、バーべキューコーナーへ
ダッシュする。
仕事はしなくても、腹は減る!!
焼き上がるのが待ち遠しく、肉に喰らいつく!!

午後の部が始まると、予想通り1ルートは
オープンクラス参加者の集中攻撃を浴び、休憩すらできない!!
皆、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる。

16時過ぎ、やっと今日が終わった。
部屋に戻り装備を解き、外を見てみると
綺麗なアーベンロートに染まりそうな気配だ。
まだ赤焼けが残る稜線に月が出てきた。
まるで [月に拝む坊主 (大同心)] の絵だ!!

夕食後にはサプライズが、用意されていた。
これだ!!

二日前が、○○才の誕生日だった。
(係長が大事そうに抱えていた袋は、これだったのか!
遅刻はするけど、こういうことだけには、よく気の回る奴だ!!)
サプライズに、喜びと戸惑いの表情を浮かべるミッチー。

ホールケーキのカットオフは、昔ケーキ屋でバイトしていたという
コンゾーが担当した。
皆の (失敗するなよ) のオーラを受けながら、手を進める。

サプライズを横取りする奴が現れた!!
(小細工したって、無駄だって?? いらん、お世話だ!)

係長自慢のケーキだけあって、確かに美味しかった!
ケーキも食べたし、酔ったし、疲れたし、眠いし
「さあ、寝よ、寝よ」

24日
昨日とは打って変わって、ひどい天気だ!!
6時半に起きて外に出てみると、なんと吹雪だった。
大会二日目の始まる9時、雪は収まっていたが
風と気温が半端じゃない。マイナス18℃!!
今日の決勝戦、オープンクラスのルートがジャンキーに託された。
難しいビレイとなるだけに、オダマスターとの打ち合わせを
綿密に行った。
それにしても、この寒さ!半日耐えられるのだろうか?

決勝戦の火蓋が切って落とされた。
まずはビギナークラスからだ。
ビギナークラスとはいえ、決勝ルート。
かなり大変そうだ!!

我々の出番は、ビギナークラスが終わってからだ。
それまでを、小屋で耐え忍ぶ。
寒さで肩をすくめていると、首筋がおかしくなってくる!!

やっとオープンクラスが始まった。
皆張り切って役目に勤しむ。

しかし、しかしだ!!残念なことに二人目にして、怪我人が出てしまい
主催者判断で、オープンクラス決勝は中止となった。
怪我は鼻骨骨折で、後に響かない怪我だったことだけは幸いだ。
鉱泉内で、表彰式と閉会式が行われた。
オープンクラスにおいては、予選結果をもってして順位決定がされた。
(やはり何があるか分からないだけに、いつも全力でなきゃ
イカンということか)
用意されていた入賞記念品は、素敵な物だった!!
八ヶ岳遊人組合の組合員なら、誰でもヨダレものだ!!?
一位
ミゾー特製トロフィー

二位
大会記念ロゴを刺繍したザック

三位
これまた、大会オリジナルロゴを纏った、カシオ・プロトレック

表彰式の後は、協賛各メーカーが放出した品々の
ジャンケン争奪戦だ!!
「スタッフも、参加してヨシ!」 の声に、急いで皆を呼び寄せた。
大会参加者全員で、大いに盛り上がり楽しんだ。
不本意な結果の部分もあろうが、ひとつ終わった!
まだ、次にはキャンフェスが控えている。
「関係者の皆さん、頑張ろうぜ!!」
by 隊長
徒然
山から下りてきたら、庭の梅が咲き始めていた!
そろそろ、春近しか・・・?

3年ぶりに、赤岳鉱泉で開催された。
諸般の事情により休んでいたが、今年満を持して開催することになった。
我々ジャンキー達にも、協力要請があり
微力ながら8人がスタッフとして、手伝った。
23日
朝6時と7時に、美濃戸と堰堤間で雪上車を走らせるということで
それに間に合うべく、夜中3時に集合を掛けた。
そろそろ自宅を出ようかと思っている2時45分、電話が鳴っている!!
(こんな時間の電話は、どうせロクでもないことに決まっている!)
誰か?とディスプレーを見ると、コンゾーだった。
「どうした?」
「今、係長を迎えに来ているんですけど出てきません!電話をしても出ません!!」
(チッ!またしても、やってくれたか・・・)
私も電話をしてみたが、留守電になる。
3時まで待って、コンゾーに連絡を入れた。
「もういい!諦めてお前だけ、こっちへ来い」
ほんに2~3分後、係長から電話が入った。
「すんません!!今すぐ出ます・・・ コンゾーには戻ってもらいました」
「待っててやるから、すぐに来い!!今電話で、グダグダ言っても始まらない。
お仕置きは、落ち着いてからだ!!」
「え~・・・!」 という会話が交わされた。
なんとか30分遅れで出発することが出来た。
遅れを取り戻すべく、高速道を○○○km/hで突き進んだ!
なんとか7時の便に間に合った。
車を降りるなり、係長のザンゲが始まった!!

皆、口々に 「今日のは、高くつきますよ~!」 と罵る。
雪上車が迎えにきた。
待っていたコンペ参加者、スタッフの荷物を積み込む。

若旦那のタイキが 「女性だけ、乗ってもいいですよ!」 と優しさをだした?
初めて鉱泉雪上車に乗せてもらい、ご機嫌の二人!!

まだ隙間が有るのを見計らい、ヨシゾーと二人で足をねじ込んだ。
一番後ろに、オヤジ二人が乗ったものだから
重量バランスが悪く、とても走りにくそうだ。
スピードが出ない!!
結局、空身で追いかけた皆の方が、先に堰堤に着いていた!!?
今日の天気は、当たりだ!
こんなに綺麗な大同心を見たのは、久しぶりかもしれない。

9時半からは、スタッフミーティングが始まり
大会の流れ、ルール、役割の周知徹底がなされた。
今日は予選だ。
6ルートが設定された。
1~3ルートはオープンクラス、4ルートは共用
5~6ルートはビギナークラスとなっている。
ジャンキー担当は、1ルートと6ルート。

時間になり開会式の後、いよいよ全参加者43人の戦い
2013アイスキャンディカップが始まった。

真面目なコンペとあって、オープンクラスのルートは
かなり高グレードだ!!
ルートセッターのオダマスターのいやらしさが
よく発揮されている!!?

私と、係長、タモゾー、ミッチーの担当した
1ルートは、本日最難関!!
ドライパートを含むもので、誰も挑戦してこない?
皆、午後の一発勝負に賭けているようだ!
他所のコースは賑わっているのに暇だ!
暇つぶしに各協賛メーカーのブースを回り
新製品の品定めをした。
写真のヘルメットは、初登場のもので
クライミングテクノロジーのものだ。
バイザーがよくできていて、アイスクライミングに使えそう!
ぜひ、国内販売してほしいものだ。

昼も近くなり、テントハウスではバーベキューの準備が始まっていた。

ジャンキー、あとの4人(ヨシゾー、コンゾー、ハッシー、アユ)担当の
6コースはビギナークラスの中でも、簡単な方だったらしく
ビギナークラス参加者全員が、あっさりとクリアーしてしまい
彼らもまた手持ちぶさたになって、自分達で登って遊んでいる!

「午前の部、終了!!」のコールとともに、バーべキューコーナーへ
ダッシュする。
仕事はしなくても、腹は減る!!
焼き上がるのが待ち遠しく、肉に喰らいつく!!

午後の部が始まると、予想通り1ルートは
オープンクラス参加者の集中攻撃を浴び、休憩すらできない!!
皆、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる。

16時過ぎ、やっと今日が終わった。
部屋に戻り装備を解き、外を見てみると
綺麗なアーベンロートに染まりそうな気配だ。
まだ赤焼けが残る稜線に月が出てきた。
まるで [月に拝む坊主 (大同心)] の絵だ!!

夕食後にはサプライズが、用意されていた。
これだ!!

二日前が、○○才の誕生日だった。
(係長が大事そうに抱えていた袋は、これだったのか!
遅刻はするけど、こういうことだけには、よく気の回る奴だ!!)
サプライズに、喜びと戸惑いの表情を浮かべるミッチー。

ホールケーキのカットオフは、昔ケーキ屋でバイトしていたという
コンゾーが担当した。
皆の (失敗するなよ) のオーラを受けながら、手を進める。

サプライズを横取りする奴が現れた!!
(小細工したって、無駄だって?? いらん、お世話だ!)

係長自慢のケーキだけあって、確かに美味しかった!
ケーキも食べたし、酔ったし、疲れたし、眠いし
「さあ、寝よ、寝よ」

24日
昨日とは打って変わって、ひどい天気だ!!
6時半に起きて外に出てみると、なんと吹雪だった。
大会二日目の始まる9時、雪は収まっていたが
風と気温が半端じゃない。マイナス18℃!!
今日の決勝戦、オープンクラスのルートがジャンキーに託された。
難しいビレイとなるだけに、オダマスターとの打ち合わせを
綿密に行った。
それにしても、この寒さ!半日耐えられるのだろうか?

決勝戦の火蓋が切って落とされた。
まずはビギナークラスからだ。
ビギナークラスとはいえ、決勝ルート。
かなり大変そうだ!!

我々の出番は、ビギナークラスが終わってからだ。
それまでを、小屋で耐え忍ぶ。
寒さで肩をすくめていると、首筋がおかしくなってくる!!

やっとオープンクラスが始まった。
皆張り切って役目に勤しむ。

しかし、しかしだ!!残念なことに二人目にして、怪我人が出てしまい
主催者判断で、オープンクラス決勝は中止となった。
怪我は鼻骨骨折で、後に響かない怪我だったことだけは幸いだ。
鉱泉内で、表彰式と閉会式が行われた。
オープンクラスにおいては、予選結果をもってして順位決定がされた。
(やはり何があるか分からないだけに、いつも全力でなきゃ
イカンということか)
用意されていた入賞記念品は、素敵な物だった!!
八ヶ岳遊人組合の組合員なら、誰でもヨダレものだ!!?
一位
ミゾー特製トロフィー

二位
大会記念ロゴを刺繍したザック

三位
これまた、大会オリジナルロゴを纏った、カシオ・プロトレック

表彰式の後は、協賛各メーカーが放出した品々の
ジャンケン争奪戦だ!!
「スタッフも、参加してヨシ!」 の声に、急いで皆を呼び寄せた。
大会参加者全員で、大いに盛り上がり楽しんだ。
不本意な結果の部分もあろうが、ひとつ終わった!
まだ、次にはキャンフェスが控えている。
「関係者の皆さん、頑張ろうぜ!!」
by 隊長
徒然
山から下りてきたら、庭の梅が咲き始めていた!
そろそろ、春近しか・・・?

by junkie-climber
| 2013-02-27 19:55
| アイスクライミング
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